小金沢連峰 鳥屋ノ丸(1205m) 2011年11月23日

所要時間 8:53 車道−−9:45 鳥屋ノ丸 9:47−−10:10 車道

概要
 桑西集落から南西尾根経由で往復。下部は道はないが籔も皆無、940mで尾根に合流すると踏跡あり

 次は鳥屋ノ丸。桑西集落の北側のピークで、地形図では道が無いのでここも適当に登るしかない。最もアプローチがいいのは桑西集落で、ここから南南西に延びる尾根に乗るのが常識的判断だろう。ただ、山間地なので集落内に駐車スペースがある可能性は低く、県道に車を置くのが得策だ。だとすると県道で一番標高が高く集落近くである真木川を渡る橋の手前がいいだろう。

路側の階段から登山開始 階段先のみ籔
籔の上は植林 尾根に出る
尾根を北上 林道に出た

 目的の橋まで下りると道幅が広がり、車を止めても迷惑がかからない程度の幅になったので路側に車を置く。うまい具合に斜面の法面に階段が作ってある個所があり、そこからスタートすることに。上部は道があるわけではなく籔が見えているが、それは車道に近く法面の木が無い部分だけで、その上部は杉の植林で籔は見えない。何となく獣道もあって苦労することなく短い籔を通過し、急斜面の杉植林帯を突っ切ると尾根に出た。まだ人家の裏手でありシイタケ栽培場も見られた。地形図に無い未舗装の林道に合流するが、これは地形図の破線らしい。

巡視路 巡視路は沢沿いに横移動
ここから斜面に取り付く 杉植林が続く

 破線は野分沢沿いに描かれているが林道も沢沿いにトラバースが続き、尾根に這い上がる気配が無いので適当な個所から尾根に取り付く。尾根も杉の植林で籔は皆無、落葉した杉の葉を踏みながら尾根を上がっていく。花粉シーズンは恐ろしくて近寄れない植生だ。

標高850mで自然林に切り替わる 籔無しで歩きやすい
作業道?を通過すると目印登場 なおも登る

 標高約850mで薄暗い植林帯が終わり、明るい落葉樹林に突入。途中、作業道らしき水平の筋の終点が現れ、それ以降は尾根上にピンクリボンが見られるようになった。まあ、尾根が明瞭なので目印など不要だが。

南西尾に乗ると広い道が登場 いい感じの尾根
植林も登場 山頂付近西斜面にブナあり

 標高940mで主尾根に合流、そこには防火帯のような広い空間が登場、人間の足跡は薄いが間違いなく道だろう。さすが太い尾根だけはある。これ以降は尾根上の広く快適な道を登っていく。最初は尾根全体が自然林だったが、高度が上がると主に東斜面が植林に変わる。左手まで植林が延びる個所もあるが、西側は概ね自然林だ。

山頂間近で笹が登場 鳥屋ノ丸山頂
kumoと間違えた山頂標識 文字がほぼ消えた山頂標識

 山頂が近付くと初めて笹が顔を出すが尾根上は完璧に刈り払ってあったので、間違いなく手入れをしているようだ。ここまで来ると西斜面は大きなブナが見られるようになった。傾斜が緩むと鳥屋ノ丸山頂に到着、地面に倒れたほぼ文字が消えた山頂標識と、元祖kumoによく似た小型の茶色の山頂標識があった。残念ながら樹林で展望は無い。北側は薄い笹で踏跡は見られず、東に顕著な道が下っていた。954m峰を経由して中村集落へ至るのであろうか?

 復路は往路と同じ。最初から最後まで誰とも会うことはなかった。

 

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